大損せずに長く着実に稼ぐためにすべきことは
FX投資の戦略を考える
決済しなければ損ではないという考えは危険
以下の3つが長く稼ぐことが出来るポイントと心得ましょう。
- 損小利大が原則
- そのためには損切りを忘れない事
- 負ける事もあると認識し、最終的なプラスを目指す
ポジションを持っているうちは買い値より下がった状態であっても決済するまではマイナスでも損失は確定していません、いわゆる含み損という形になるわけですが、この含み損というものも損失であると考えるようにしましょう。
「いつかは戻るだろう」
この根拠のない希望的観測はハイリスクであると言えます、長く着実に為替の世界で稼ぐためには1回ごとのトレードの勝ち負けにこだわらないようにしましょう。
投資における考え方は損小利大が大原則
為替相場というのは過去の歴史的にも大きなレンジ内で上がったり下がったりの動きをしていることが多く、ポジションを保持していればいつかは元に戻るかも知れません。
ただFXの場合にはレバレッジを効かせた取引を行うことが多く、通常の投資に比べると自分の思っている以上の金額が損失となるリスクがあります。
レバレッジを効かせた取引では大きなリターンを得ることが出来ますがその分リスクも高まります。
そのために損失を最小限に抑えて、利益は最大限にまで伸ばすという損小利大の考え方が重要でそのルールを自分の中で明確に設定しておく必要があります。
利益が出た分だけ決済して損失に対しては戻るまで耐えるとすれば、勝率は上がるものの一度の損失で相場からの退場となる可能性も秘めており、含み損が増えると証拠金を投入し維持率を上げて、またお金を入れて、余剰資金だけでなく生活資金まで・・いずれ投入する資金がなくなり、気が付けば数百万円単位でロスカットと言ったこともあり得ます。
ポジションが一つであればまだしも、複数のポジションを抱えている場合にはその数だけ含み益と含み損を総合的に考える必要がありその管理は大変なものになることでしょう。
FX投資の損益は常にその時の価格で考える必要があり、そのためにも確実に自分のルールを設けてストップロス注文を入れるようにしましょう。
ストップロス注文は動かさない事
ストップロスは自分の思う方向と反対方向へ相場が動いた場合の損失を最低限に抑えるために必須の設定であり、損切りとも呼ばれます。
損切りという言葉の通り損失を確定させるこの行動は実は初心者の最初のトレードのときは実行できるのですが、何度かトレードしているうちにこの損切りが出来なくなってしまう人が多いです。
それは損切りした後に相場が戻りプラス圏に来るという事を経験してしまうからです。
「あのまま損切りせずにポジション保有しておけば利益が出たのに」このように考えてしまい、ストップロス注文を設定せずにトレードしてしまう人が大半です。
このように損切り出来なくなってしまう人は遅かれ早かれ退場となってしまうことは言うまでもありません、その時だけたまたま戻ったという事を認識しておく必要があります。
ですからストップロス注文は必ず設定するようにし、その注文は損切りになりそうなレートに来たからと注文を解消したり下方向へ動かしたりしないことが大事です。
コツコツ損切りできる人こそが長く相場へとどまることが出来る、引いては稼げるチャンスを持ち続けるという事です。
1回毎の勝ち負けにこだわらない事
投資を行うことはギャンブルではありません、最終的にトータルの収益がどうなっているかが重要です。
そのため損切りをしっかりと行い、損失を限定することで次に利益へつながるトレードの可能性を広げることが出来ます。
とはいえ人間ですから利益が出れば喜びますし、損失が出れば落胆することもあります。冷静に取引を行うことは言うは易しですが特に負けた場合には感情的になってしまいますし、逆に勝った場合でも今後の投資の戦略に影響を与えてしまうこともあります。
と言うのも相場が大きく動く場合に自分の読みが的中し1回の取引で大きな利益が取れてしまった場合に、この成功体験が冷静な判断を妨げ、次も同じようにうまく出来るだろうという安易な考えに陥りやすいということがあります。
ですが大きく利益を得たときほど、運が良かったぐらいに考えることで次にもつながるトレードが出来るでしょう、相場の反応は状況次第で大きく変わりますので今回の成功が次回も当てはまるということの方が稀であるという事を覚えておきましょう。
すぐに調子に乗ってしまう人は特に気を付けるようにしましょうね(自分への戒め)
まとめ | 最終的に勝つことが目標
3回損切りをしても1回の利益でプラスになればそれで良いんです。
FX投資は「いかに相場の流れを当てることが出来るか」そんな勝率を競う競争ではありません。
利益を積み重ねて損失を抑えることで最終的にプラスにすることが目標です。
相場に長くとどまるという事はそれだけトレードが徹底出来ているということですから、利益は後から必ずついてくると考えましょう、そのためにも投資の予想なども重要ですが一回ごとの勝ち負けの感情に振り回されない冷静なトレードを心がけるようにしましょう。